中国、韓国防空圏内で初めて軍事演習
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.21 08:13
中国が20日、離於島(イオド)の南側海上で軍事演習を実施した。韓国防空識別圏(KADIZ)も含まれていた。昨年12月、韓国が離於島を含めてKADIZを拡大宣言してから初めての軍事演習となる。
韓国国防部の金民錫(キム・ミンソク)報道官はこの日、「中国がロシアと26日まで長江河口の東側海上で軍事演習(「海上協力-2014」)を行う」とし、「演習区域はKADIZおよび日本防空識別圏(JADIZ)と一部重なる」と明らかにした。中国が宣言した航行禁止区域は、KADIZ南端から北に最大230キロ、KADIZ西端から東に最大172キロを越えてきている。この一帯は中国防空識別圏(CADIZ)はもちろんJADIZとも重なり、「東アジアの火薬庫」と呼ばれている区域だ。離於島は演習区域から47キロ、尖閣諸島(中国名・釣魚島)は370キロ離れている。中露はこの日、水上艦14隻、潜水艦2隻、航空機9機、ヘリコプター6機を動員して実弾射撃などを行った。