日本、東京の南1000キロの小笠原島を防空圏に含める検討
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.28 08:35
日本政府は、日本の防空識別圏の範囲に太平洋の小笠原諸島まで含む方案を検討し始めたと読売新聞が27日報道した。中国が尖閣諸島(中国名・釣魚島)を含めた東シナ海に防空識別圏を設定したため、日本もこれに対応する必要があるという判断からだ。
小笠原諸島は東京から南に約1000キロ離れた30余りの島で構成されている。日本政府はこれまで外国の航空機が小笠原上空の領空を侵す可能性が低いという理由で、日本防空識別圏(JADIZ)には入れていなかった。だが今回の中国の措置を契機に、政府・与党内に防空識別圏の拡大を求める声が高まったと新聞は伝えた。
日本の防空識別圏に独島(ドクト、日本名・竹島)を入れるべきだという主張が出ていた26日の自民党外交・合同部会でも、小笠原諸島を共に防空識別圏に入れようという提案が多数提起された。読売新聞は「中国が航空母艦『遼寧』を開発して西太平洋に進出し始めた点を勘案して、日本も離島の防衛態勢を強化する必要があると判断した」と分析した。