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<韓国旅客船沈没>「運航会社の役員が過積載の方法尋ねる」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.29 13:15
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「セウォル号を運航する清海鎮(チョンヘジン)海運の役員が最大積載量より貨物を多く載せられる方法を尋ねた」。

セウォル号沈没事件の検察警察合同捜査本部がこうした陳述を得た。セウォル号が波などにより片側に傾いてももとに戻れるかの「復原性」を検査した業者関係者からだ。

 
28日に合同捜査本部が明らかにしたところによると、同関係者は「セウォル号の復原性を検査し、『最大積載量を守らなければ事故の危険がある』と警告した」と述べた。それでも清海鎮海運の役員は最大積載量を超過する方法を尋ねたということだ。合同捜査本部はこの陳述がセウォル号事故の原因を把握する有力な端緒とみている。セウォル号が高速で急旋回し片側に傾いた後、過積載貨物が片側に集まり完全にバランスを失ったと類推できるためだ。合同捜査本部はセウォル号が金を稼ぐために貨物を過積載し、代わりに船のバランスを取るバラスト水を抜いた可能性についても調査している。

合同捜査本部は一方で海洋警察にも照準を合わせている。28日には木浦(モクポ)海洋警察の状況室を家宅捜索し交信記録などを確保した。木浦海洋警察が乗客の高校生から受けた最初の通報をしっかりと処理したのかを確認するのが目的だ。

合同捜査本部は事故当日に海洋警察の救助活動がまともに行われたのかも調査する方針だ。初期にダイバーを投じないなどマニュアル通りの救助が行われなかった部分をチェックする。過失が明らかになれば職務遺棄容疑などを適用するという考えだ。


【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故

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