【社説】セウォル号実際の所有主一家…沈没惨事との因果関係糾明すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.28 16:39
検察が、セウォル号を運営する清海鎮(チョンヘジン)海運の実際のオーナーであるユ・ビョンオン氏(元セモグループ会長)一家について捜査している。ユ氏一家の不適切な経営がセウォル号惨事の背景だという指摘が頭をもたげている。検察は単純に国民の怒りを解消するレベルで終わらせずに、セウォル号沈没との具体的な因果関係を明らかにしなければならない責任がある。
ユ氏一家の不正疑惑を捜査中の仁川(インチョン)地検特別捜査チームは、海外に滞在中のユ氏の次男と2人の娘らに29日までに帰国して調査を受けるよう通知した。ユ氏も早ければ今週中に召還されるものと見られる。これに先立ち検察は、ユ氏に関連する会社を担当してきた会計事務所の家宅捜索を行って確保した資料に基づいて、ユ氏一家の秘密資金の造成の経緯を調査中だ。