<韓米首脳会談>米大統領の慰安婦発言は韓日和解「折衷案」(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.04.28 15:24
またオバマ大統領は韓国が要求してきた戦時作戦権転換時期の見直しにも合意し、米国の首脳では初めて韓国の大統領とともに韓米連合司令部を訪れた。また「セウォル号」沈没事故の犠牲者に哀悼の意を表し、韓国の文化財を返還しながら、いくつかの点で韓国に配慮する姿を見せた。ここにも韓国が韓日米関係の復元に努力してほしいというメッセージが込められているというのが、専門家らの一致した分析だ。
このため、韓国は今後、対日関係の改善に取り組むべき必要性に直面することになった。消息筋は、まず慰安婦問題に対する韓日局長級協議が近く再開され、その他の懸案についてもいくつかの形態の協議が続くとみている。これと関連し、韓米首脳会談で「韓日協議が拡大するには日本が(過去の歴史などで)問題を起こさないことが重要だ」という韓国の指摘に対し、米国が同じ見解を表したという観測も出ている。日本に対して過去の歴史をめぐる立場の変化を強く求めたオバマ大統領の発言には、こうした背景も作用したという分析だ。