<韓米首脳会談>米大統領の慰安婦発言は韓日和解「折衷案」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.04.28 15:24
25日から1泊2日の日程でソウルを訪れたオバマ米大統領の核心メッセージは「日本」だった。当初、日本だけ訪問する計画だったが、韓国の要求を受け入れて2009年の就任以降4回目の訪韓となったオバマ大統領は25日、朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談直後の共同記者会見で、「甚だしい(terrible and egregious)」という表現を使いながら慰安婦問題に言及した。
日本軍慰安婦問題はその間、米国政府レベルで何度か出てきた。クリントン前国務長官が慰安婦を「性的奴隷(sex slave)」と規定して非難して以来、米国はこれに対し「弁解の余地がない反人権犯罪」というの立場を固めた。しかしオバマ大統領が日本を経て韓国に到着した当日、公開席上で慰安婦問題を批判したのはまた別の意味を持つ。このため日本としては相当な負担を抱えることとなった。
複数の外交消息筋によると、韓米首脳は会談場所でも韓日関係について記者会見での発言と似た脈絡の議論をしたという。「過去の問題に対する韓国の立場を理解する。同時に、未来のために韓日の連携が必要ではないだろうか」というオバマ大統領に対し、「その必要性は分かるが(日本が態度を変えない限り)一方だけではどうすることもできない状況」という趣旨で朴大統領の発言があったということだ。