【社説】韓米同盟をアジア太平洋の軸と再確認した会談
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.26 13:36
25日の韓米首脳会談は30秒間の黙とうで始まった。旅客船「セウォル号」惨事の犠牲者を追悼し、行方不明者の迅速救助を祈るためのもので、オバマ大統領の提案で行われた。オバマ大統領は「韓国の同盟国として、そして友人として、こうした大きな犠牲者と死者が発生したことに対して深い哀悼を表す」と述べた。そしてセウォル号沈没当日にホワイトハウスに掲揚された星条旗を贈呈した。同盟は相手国の国民とともにする時、関係がさらに強まるという点を改めて悟らせる。
首脳会談の焦点は韓米同盟の強化と北朝鮮問題だった。両首脳は戦時作戦統制権(戦作権)転換問題について「時期の見直しが可能だと決めた」と明らかにした。韓米は4年前、戦作権の転換を2012年4月から2015年12月に延期することを決めたが、現在、両国国防部が転換時期をさらに遅らせることを協議中だ。今回の首脳会談で、戦作権転換の再延期は確実になった。戦作権転換の再延期は、北朝鮮の核脅威の増大と相次ぐ挑発を考えると、避けられない側面がある。韓米連合指揮体系の急激な変化が北朝鮮に誤ったシグナルを送るおそれがあるからだ。