【コラム】オバマの直接的警告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.28 15:08
外交は難しい。言葉を解釈しなければならないからだ。中国の銭其深・元副首相は「外交闘争で、ある話は必ず公式席上でしなければならないが、ある話は舞台の下でするのが良い」(『10の外交の話』から)とも述べた。
こうした基準で見る時、オバマ米国大統領のインタビューの答弁書は意外であった。韓中関係で彼は「韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が中国と経済協力を強化することを歓迎する。ただし韓国の安保と繁栄の基礎(foundation)は米国」だといった。驚くほどに直接的だ。朴槿恵政権のスタート後、ワシントンでは韓米関係への不満がひそかに積み重なっていた。伝統的な韓米同盟関係に照らしてみると韓国が中国にあまりに近づきすぎるという点からだ。だがホワイトハウスも国務省も遠慮なく口で表現してはいない。それを4回目の韓国訪問を翌日に控えたオバマ大統領が直接言ったのだ。
ワシントンの事情をよく知る知人は、この話を伝えるとすぐに「本当か」と何度も尋ねた。「表現を見るとホワイトハウスの誰が助言したのか推し測ることができる」とも言った。普段プライベートな場で言った言葉だとも言った。オバマ大統領が訪韓する2日前、中国の習近平主席に電話をかけた朴大統領への不満も作用したようだといった。