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【寄稿】オバマ大統領の訪韓効果を最大化するには(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.24 09:52
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オバマ米大統領が明日、ソウルに来る。2009年の就任以降、4度目の訪韓だ。全体的に見ると、韓米関係は活気に満ちている。両国間の関係は強固だ。旅客船「セウォル号」の惨事が発生すると、オバマ大統領は、良い時も悪い時も韓国に対する公約は確固不動だということを直ちに再確認した。また、救助活動支援のために米国が動員できる諸般手段を結集させた。深い友情が訪韓の背景として作用しているのだ。

韓米首脳会談のアジェンダに論争を招く問題は特にない。両首脳は同盟の強化、北朝鮮の挑発の管理、韓半島(朝鮮半島)非核化、韓米自由貿易協定(KORUS)の完ぺきな実行に必要な措置について議論し、韓国の環太平洋経済連携協定(TPP)参加を容易にしなければならない。しかし首脳会談を通じて韓国が利益を増進し、韓米関係をよりいっそう強化するには、韓国はいくつかの要素を慎重に管理しなければならない。

 
まず、オバマ大統領のアジア歴訪が狙う主な目標は韓日米連帯を強化することだ。最近ハーグで朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍首相が会ったのは、3カ国間の協力の新しい時代を知らせるというものかもしれないが、米国の視点では、3カ国がより緊密に協力してこそ、北朝鮮を抑止し、北東アジアで中国の力を相殺できるという考えだ。

韓国は、オバマ大統領がアジア歴訪を通じて韓日協力の強化を促すことを予想する必要がある。その過程でオバマ大統領は、日本に対する韓国の正当な歴史的な不満、韓国と安倍政権の間の摩擦に視線を集中させないかもしれない。もちろん韓国は日本に関連した敏感な事案に対し、オバマ大統領が好意的に傾聴することを期待するかもしれない。また、オバマ大統領は日本訪問中に、安倍首相に対し、より融和的な接近を促すことも考えられる。しかし、韓国は韓日間の葛藤イシューを過度に強調するのを自制し、相互利益と共同の行動というオバマ大統領のビジョンを補完する実用主義的で前向きな接近法をとる必要がある。

これに関し、韓国は2006年のブッシュ大統領の訪韓を含め、過去の韓米首脳会談の事例から学ぶことができる。当時、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は相当な時間をかけ、日本に対する韓国側の不満の正当性を米国代表団に説得した。これといった成果がなかっただけでなく、首脳会談の公式アジェンダと、より広い次元の当面の課題を扱う時間を浪費した。今回はイシューに対する、よりバランスが取れた接近法が必要だ。


【寄稿】オバマ大統領の訪韓効果を最大化するには(2)

【特集】オバマ米大統領の韓日訪問

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