<韓国旅客船沈没>航海士が証言「天気よければコンテナ固定せず…旅客船の入出港は問題だらけ」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.23 15:30
セウォル号に乗船した元1等航海士Bによると、昨年清海鎮(チョンヘジン)海運所属のオハマナ号が仁川を出て済州に向かう途中、こういうことが発生した。船は潮流のために傾き、航海士は右側の平衡水を少しずつ出して均衡を合わせていった。3、4度傾いた船を平衡にするためには平衡水50トンを加えるか捨てなければならない。しかし出港前から少なかった右側の平衡水はすぐになくなった。左側平衡水は一杯になっていた。船は数時間、傾いた状態で済州港に入港した。Bは「下手をすれば沈没しかねない危険な状況だった」と話した。2等航海士Cは「セウォル号の平衡水状態も同じだったと思う」と語った。
航海士らは「沿岸旅客船の安全点検も徹底していない」と話した。貨物の船積み状態、乗船人員は海運組合運航管理室が点検する。船舶の機能や安全設備などの点検機関は韓国船級だ。海洋警察は運航管理室を管理・監督する。