【コラム】「コリア、大丈夫か(Is Korea okay)?」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.22 10:23
過去、東アジアの君主は不意の事故や天災地変にあえば、天に痛烈な反省文を書いた。罪己詔、自らを断罪する王の詔書がそれだ。セウォル号の沈没の前で、政府は自らの不徳と怠慢を反省した後、一から新たに信頼の基盤を固めなければならないだろう。顕著な成果に誘惑されず、確実な安全網の構築を国家改革の出発点とする必要がある。
政府に劣らず国民全員が各自引き受けた場所を隅々まで点検してほしい。社会多方面の多様な職種で、私たちは全員が船長であり、操舵手、航海士ではないだろうか。残念ながら、急速な近代化の成長過程で、みんなひたすら速度戦の戦士としてのみ訓練されたようだ。一人ひとりが素早い武士のように、驚くような速さで大変な量の仕事を次々と片づける。この半世紀、速度戦の生存競争を通じて世界10位圏の経済大国に急成長したが、慎重と憂患の美徳は後回しにされた。