【時論】「セウォル号」惨事は、安全後進国の人災(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.18 13:29
全羅南道珍島郡(チョンラナムド・チンドグン)の観梅島(クヮンメド)沖海上で旅客船「セウォル号」が沈没した。夜間でなく真昼に、しかも海上状態が良好なのにこういう事故が起きたことが信じられないばかりか、沈没まで相当な時間があったにもかかわらず、大規模な人命事故につながったということが私たちを憤怒させている。どうしたらこのようなことが先進国隊列に合流したと自負する韓国で起きたのか、忸怩(じくじ)たる思いだ。安全面で私たちが永遠に後進国にとどまることになるのではないのかという懸念や屈辱感も押し寄せてくる。
セウォル号は座礁後、船体が左に90度傾いたが2時間半近く浮いていた。海洋警察・海軍は救助船舶数十隻とヘリコプター18機を送って救助中だと言ったし、一部の救助場面がテレビでも流れた。しかし結果的にこの場面を見守った国民の立場としては、白昼のもとで惨事を目の当たりにしたのだ。