【コラム】「コリア、大丈夫か(Is Korea okay)?」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.22 10:23
リアルタイムで世界に伝えられている旅客船「セウォル号」の沈没を見ながら言葉を失った。仕事が手につかない。衝撃と傷は国境を越える。隣の家の人が近づいてきて、心配そうな目で尋ねる。「コリア、大丈夫か(Is Korea okay?)」。
なぜこういうことが繰り返し起きるのだろうか。昨年、海兵隊キャンプで5人の生徒が波にさらわれて死亡した。2カ月前には慶州のあるリゾートの体育館の屋根が崩落し、約100人が下敷きになった。それでも足りず、また、こういう事故が発生した。本当にコリアは大丈夫なのだろうか。
不意の安全事故に接する度に肝を冷やす。1988年、大学の講堂で、オペラ公演の準備をしていた友人1人が、突然落ちてきた重さ3トンの音響反射板の下敷きになって即死した。性格がよく、明るくて温かい友人だった。事故の1週間前、安全点検を完ぺきに通過したその舞台で、友人はそのように亡くなった。