キャンセル・中断・延期…韓国経済も“セウォル号ショック”(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.22 09:17
20日夕方、ソウル・北倉洞(プクチャンドン)のある民俗酒店は閑散としていた。4階建ての建物全体が会食のお客でいっぱいになった1週間前の様子は見られなかった。飲食店の社長は、「平日夕方の予約は全部キャンセルされた。月末なので経費の支出が心配だが、むなしく旅立った子どもたちを考えると商売は問題でない」と話した。21日の南大門(ナムデムン)市場は日本人と中国人の観光客がいなかったなら通りにはだれもいないほどだった。客引きの声も騒がしくなかった。15年間女性服を販売してきたイム・ヨンスンさんは、「市場を訪れる人がさらに減らないか心配だが、だれを恨むこともできない。珍島からでも良い知らせがあればと思う」と話した。
セウォル号沈没事故で経済も悲しみにわれを忘れた。新製品発売や広報は相次ぎ延期された。店を開けても憤怒と無念さに仕事が手につかないと商人は訴える。ショッピングも会食も姿を消した。成均館(ソンギュングァン)大学経済学部のキム・ギョンス教授は、「安全と政府に対する信頼のような基本がしっかりしなければ経済もまともに回らないということが表われたもの」と指摘した。