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【時論】韓国の集団トラウマ、何とかして防がなければ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.21 16:52
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感情は転移する。感情には、幸福や楽しみのように肯定的な感情もあり、恐怖や不安のような否定的な感情もある。ところが否定的な感情は、肯定的な感情よりもその伝わる速度がはるかに速い。特に今回のセウォル号惨事以後、多くの人が感じている極端な悲しみと怒りは、全社会に広がって人々の心を覆い尽くしている。

体に傷を負えば傷跡が残る。治療をしっかりと受けなければ炎症ができて膿が出てくる。精神的にも大きな事故を体験したら、精神的な後遺症が残る。これがいわゆる「外傷後ストレス障害(PTSD)」だ。生存者も後遺症に苦しめられることがある。私だけが生き残ったという自責の念や申し訳ない思いのために、さらに苦しんで憂鬱になる現象を「生存者症候群」という。

 
すべての被害者や生存者がPTSDや生存者症候群を体験するのではない。「神がくれた最高のプレゼントは忘却」という言葉がある。あまりに大きな衝撃を受ければ脳が自分を保護するためにファイアウォールのように記憶を遮断したりもする。そうやって受け流してこそ生き残った人間は生きていくことができ、90%は普段の生活に戻る。10%前後だけに精神的後遺症が残る。

ところで精神健康医学科の専門医は、こうした疾患の詳しい症状を話したがらない。災難発生時には人々の被暗示性が高まるからだ。「あ、私もそうだけど?」という同一化現象のために、本来なかった症状まで生じることがある。韓国の人々はとりわけ情が多く、集団意識が強い。今回の事故も、国民皆が胸を痛めて「自分の事」のように感じている。悲しみを分かち合って哀悼するのは、温かい心から始まったことであり、自然な人情だ。だが、あまりに感情移入を強くすれば、ややもすると災難と直接関係ない人さえも精神的被害を受けかねない。まるで自分が事故の当事者のように恐怖・怒り・不眠・憂鬱といった精神症状を体験する可能性がある。これが2次的トラウマ(trauma)だ。これが広がれば被害が一波万波で広がって、国民が集団トラウマや集団うつ病になりかねない。これではいけない。

まず生存者の2次的トラウマを防がなければならない。救助された乗客は、ひとまず現場から離れるようにすべきだ。被害生徒らへの心理的な治療で一番重要なのは、ひとまず現場から隔離することだ。家族の中で十分に休息を取って外部の人と不必要な接触をしないよう保護しなければならない。メディアとの接触を防がなければならず、ニュースも見ないようにする。未確認のうわさや怪談が出回れば第2、第3の被害者が生じるかもしれない。

水中で事故が起きれば助かることも難しく、救助するのはさらに難しい。現場にいなかった人には理解できない状況もある。生半可に責任の所在を問いつめたり、不信を加重させるような言葉が度々飛び交えば、生存者の立場では罪悪感が加重しかねない。「私がうまくやっていたら救うことができたのではないか」との自責と後悔を繰り返せば自殺のような事故が再び発生する可能性がある。普段の生活環境に戻るように適応させる一方、精神的な衝撃については必ず熟練の専門家を通じて精神治療を受けるようにすべきだ。

2つ目、被害者インタビューや現場中継放送には慎重であるべきだ。1週間ずっとテレビで現場中継をし続けるのは視聴者の脳を虐待する行為だ。その映像が大脳に後遺症を起こすということは、研究結果で立証された事実だ。2001年9・11テロの時、現場で目撃した人よりも遠い田舎からテレビで世界貿易センターの建物崩壊と犠牲者の泣き叫ぶ姿を反復視聴した人々に、精神的後遺症がさらに長く残った。今は被害者の遺体移送場面を見せてはいけない。


【時論】韓国の集団トラウマ、何とかして防がなければ(2)

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