<韓国旅客船沈没>浸水防止装置など5カ所に問題…事故50日前に摘発(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.21 13:07
海洋警察と韓国船級協会が2月に実施した特別安全点検の際、旅客船「セウォル号」の船内浸水防止装置に問題があったことが確認された。しかし該当機関は「措置を取った」という清海鎮海運側の言葉を信じ、再点検はしなかった。
関連機関などによると、セウォル号は沈没50日前の2月25日、濃霧期特別点検を受けた。点検には仁川海洋警察署、仁川地方港湾庁、海運組合運航管理室、韓国船級協会、船舶安全技術公団の5つのの機関の関係者5人が参加した。セウォル号の本来の船長シンさん(47)ら船員3人も参加した。
当時これら機関は船舶内の安全施設や非常脱出口管理状態など計31項目を点検した。このうち5項目が摘発された。▼二重水密扉の作動不良▼客室内自動(防火)扉3カ所不良▼船内非常照明灯など照明不良▼(船員の)火災警報機作動法の熟知状態不良▼非常発電機燃料タンクのレベルゲージ状態不良--だった。