朝鮮科挙制のような「サムスン入社試験」…雇用ミスマッチ深刻化憂慮(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.14 14:21
今年も約10万人の求職者がサムスン試験に集まると、一部ではSSATのような伝統的な公開採用制度に実効性があるのかという指摘がまた出てきている。
ソ・ミヨン・インクルート常務は「大韓民国の社会でサムスン入社が一種の朝鮮時代の“科挙及第”のように認識され、各種の社会的な問題が生じている」とし「就職を希望する求職者の切実な思いは分かるが、こうした大規模な公開採用は職務ミスマッチ問題ばかり深めるだろう」と指摘した。
ある就職コンサルタントは「歴史・人文学など多様な分野から問題が出たが、こうした類型の問題が果たして実務能力を評価する客観的な基準になるのかよく分からない」とし「以前と変わらず、必要な実務人材を選ぶための試験というより、殺到する志願者をできる限り切り落とそうとしているように映る」と話した。