「自殺率が非常に高い韓国社会、行き過ぎた競争で感性が干上がっている」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.26 13:31
「この頃の韓国社会には、いつになく傷を治癒(ヒーリング)するために努力している人々が多いと聞く。精神分析学によれば、人間が経験する全てのものは結局は癒すべき傷(トラウマ)だが、傷は私たちを自由にもする。傷つかないということは、完全に孤立したということではないだろうか」。
スロベニア出身の世界的な哲学者スラヴォイ・シジェク氏(64)がヒーリング熱風に包まれている韓国社会に投げかけたメッセージだ。シジェク氏は24日、慶煕(キョンヒ)大学と財団法人プラトンアカデミーが共同主催した「私は誰か」の講演で「傷も時には必要なことだ。傷を別の角度から見る必要がある」と話した。