【取材日記】“整形韓流”の素顔よりも不都合なこと
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.01 10:00
在米写真作家のJi Yeo(ヨ・ジ)を初めて知るようになったのは英国日刊紙ガーディアンだ。彼女のインタビュー記事が女性(Women)セクションで大きく紹介されたのだ。整形直後の韓国女性たちの姿を撮って『整形手術後回復室(Beauty Recovery Room)」というプロジェクトを進めているといった。もう少し検索してみると米国・イタリアの日刊紙はもちろん写真専門雑誌も、彼女の写真を大きく取り挙げていた。写真の中の舞台である韓国を除いてだ。
正直、彼女が撮った写真を見て頭を1発殴られたようだった。写真の中の女性たちは、韓国の整形外科が先を争って広告を出している“美しい”姿ではなかった。美しくなるために耐え抜かなければならない苦痛の裏面を見せていた。あごをやや長めにするという手術をしてはあごひもでぷっくりとはれたあごをかばっている女性。脂肪吸引手術をしたある女性は、溶けて流れ出る分泌物を受け取るためにホースとつながった血液バッグを付けていた。世界で人口あたりの整形比率が最も高いという整形大国韓国の「不都合な真実」だった。