【コラム】韓日の経済未来、規制緩和の速さ次第で変わる(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.28 09:36
大統領が自ら率先して規制改革の強力な意志を明らかにし、具体的な目標を提示しているが、果たして画期的な規制緩和につながるかはまだ疑問だ。過去のすべての政権の主な政策に規制改革が例外なく登場したが成功にはつながらなかった。過去の前轍(ぜんてつ)を踏まないためには規制改革が失敗した原因についての正確な理解と対策が必須だ。
まず規制に存在理由を求めている勢力があることを直視しなければならない。先日、プライベートな席で高位公務員1人が自嘲的に語った言葉のように、政府部署を変えて組織を新しく作ってみたところでその中にいる公務員は同じだから変化があるわけがない。公務員がすべて規制の元凶という意味ではないが、根強い官僚集団の利己主義と過度な公務員の身分保障、それに天下り人事などの慣行が、規制改革の障害物であることは明らかだ。