父・朴正熙は経済、娘・朴槿恵は統一…半世紀つなぐ「ドイツ縁」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.20 10:55
「今回ドイツ政府の要人に会って『あなたの国はどうやって、このようなライン川の奇跡を成し遂げたのか』と尋ねたところ、その方は『奇跡というのは、とんでもない声だ。それは私たちのドイツ国民が血と汗を流した努力の結晶であって、絶対に経済建設に奇跡というのはありえない』ということを異口同音に話していた。それは事実だ。奇跡というのはありえない。人の努力と血の汗を流した代価なしには奇跡というのはありえない。私たちの祖国を再建するのも、どんなに私たちに近い友邦国が私たちを助けてくれて、私たちがもう少し良い暮らしができないかという、他人に寄り添う依頼心・射倖心、こういうものが今日の私たちの祖国を近代化させる上で1つの癌(がん)的な要素だと私は確かに指摘する」。
当時この現場にいた元ドイツ派遣鉱夫総連合会副会長のクォン・イジョン韓国教員大学名誉教授(74)は「『東海(トンヘ、日本名・日本海)の水と白頭山(ペクトゥサン)が~』と愛国歌が始まると、あちこちで泣き声がもれて皆が喉をつまらせて愛国歌をまともに歌えなかった」として「昨年、朴大統領就任式の時に招待されて壇上で愛国歌を歌った時も涙が出て、とても歌えなかった」と回顧した。朴前大統領のそばにいた陸英修(ユク・ヨンス)女史は、ハンカチを取り出してずっと涙をぬぐっていた。