韓国政府「日本人と同じ待遇を…」 ドイツ派遣鉱夫、当時の会社員月給の8倍
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.19 09:02
18日午後、ソウル中区(チュング)のソウル図書館(旧ソウル市庁建物)の1階展示室では、頭髪が白くなった老人3人が映像物をじっくりと見ていた。鉱夫と看護師のドイツ派遣50周年を迎えて開かれた「半世紀ぶりに再び鳴り響くドイツのアリラン」というテーマの展示会でのことだ。映像は1963年にドイツへ派遣された鉱夫の姿や作業場面、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領がドイツ鉱山へ慰問に行った場面(64年)などだった。
ドイツ派遣鉱夫の出身だと自身を紹介した男性〔75、ソウル江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)〕は、「私もあそこにいたが、朴大統領と陸英修(ユク・ヨンス)女史を見て人々がみな泣いていた」と話した。するとそばにいたキム・オシク氏(71)とイ・ユンギュ氏(65)が「ドイツ派遣の先輩ですね」と挨拶をした。3人はそばに置かれたドイツ地図で自身が勤務していた地域を指しながら当時を振り返っていた。イ氏は「最も大変などん詰まりの仕事をしたが、当時の月給は韓国のお金で20万ウォン近くになった」として「休日も住宅撤去の仕事をしながらお金を集めて韓国に送った」と話した。キム氏は「私たちが送ったお金で国家の基盤施設を建てた」として「ドイツ派遣鉱夫と看護師を忘れないでほしい」と話していた。