【コラム】韓国が「アジア版クリミア半島」にならないためには(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.19 09:08
ロシアのプーチン大統領はアジアを威嚇する。その理由に対して次のように説明することができる。2008年のグルジア侵攻と現在のウクライナ侵攻は露骨な侵略行為だ。クリミア半島に兵力を配置したことは他国の主権を侵害するものであり、解体される前の旧ソ連が享受した栄華を復元しようとするプーチンの欲望を反映している。もちろん先週のクリミア半島の住民投票をロシアは自決権という修辞で包んだが、国際社会の規則と規範に露骨に違反したという事実には変わりがないだろう。
最大の挫折感はロシアの行為を阻止するために米国にできることが特にないということだ。ワシントンはロシアを非難することができる。住民投票の結果を認めないことができる。米国は制裁を要求することができる。ホワイトハウスからウクライナの指導者を招いて写真を撮ることもできる。しかし結局ロシアは望み通りのものを得ることになるだろう。主な理由は米国よりロシアが今回の事案に対する献身のレベルが高いためだ。米国がクリミア半島問題でロシアと戦争を辞さなくはないだろう。