【社説】超党派でこそ持続可能な統一準備委に=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.15 12:00
朴槿恵(パク・クネ)大統領が来月発足する統一準備委員会の委員長を引き受けると、青瓦台(チョンワデ、大統領府)が14日発表した。朴大統領がこの委員会を直接掌握するのは、国政課題である統一基盤構築作業に弾みをつけるという意志とみられる。これを受け、委員会に力が注がれることになった。憲法機関である民主平和統一諮問会議や統一部との業務重複問題も減らせる。
青瓦台が明らかにした統一準備委の役割と機能は包括的だ。統一の準備のための基本方向提示、分野別課題の発掘・研究、政府・社会団体・研究機関の協力、統一に対する社会的合意の促進などをすべて含んでいる。委員会は分科委を置き、50人以内の政府関係者・民間人で構成され、官民から各1人ずつ副委員長を決める。大統領直属のマンモス級委員会が政府-社会団体-研究機関などを網羅し、統一の準備のために協力するのは望ましい。その間、複数の分野の一線で北朝鮮と接触、討論してきた民間団体の専門的経験とノウハウが、好発進の基礎になると考えられるからだ。実際、過去6年間の南北間公式接触で深い対話はほとんどなかった。