【コラム】朴槿恵の統一準備、「1盧3金」に答えある(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.12 13:41
大韓民国は世界唯一の分断国だ。強制された分離体制の暴力性は、輝かしい経済的な成就にもかかわらず、意識の深いところに諦念と冷笑、自虐を刻んでいる。創造と想像の欲望が去勢された地点には、分断と冷戦の一卵性双生児である敵対的イデオロギーの影がちらつく。多元的価値を出産しようという些細な逸脱も不穏とタブーという名で捕縛される。果てしない陣営論理、極端主義が理性と合理を圧倒する。政治・軍事的レベルを超えた文化・心理的分断の日常化・内面化が残した傷あとだ。非正常が来年にはすでに70年目となる。こうしたさく裂しそうな緊張を抱えながらも、真の成年の敷居を越えることができる共同体は世の中にない。
朴槿恵(パク・クネ)大統領が大統領直属の統一準備委員会を設置すると述べた。もう統一は経済と肩を並べる国家的アジェンダに格上げされた。選択と集中の方向を力強く見せる巨視的な布石だ。この機構は新しい時代と国際関係の流れに合う統一案を準備することになる。果たして過酷な歴史と運命の水車を逆に回して「統一大チャンス」の礎石を築けるだろうか。朴大統領は25年前の「1盧3金」のモデルを研究する必要がある。