【コラム】“子ども保険”? とんでもない=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.11 15:20
いま韓国社会は低い出生率と寿命伸張のため、世界で最も速いペースの高齢化を経験している。韓国は65歳以上の高齢者の比率が人口全体の7%以上である高齢化社会を1994年に迎え、2018年には高齢社会(比率14%)、2026年には超高齢社会(比率20%)に入る見込みだ。
高齢化が進んでいるが、韓国国民の老後の準備は十分でない。統計庁によると、高齢者世帯の相対貧困率は49.3%と、経済協力開発機構(OECD)平均(12.8%)の4倍にのぼる。相対貧困率とは、中位所得の半分にならない所得世帯の比率をいう。高齢者に月20万ウォン(約2万円)を支給する基礎年金制度の導入をめぐる最近の論争は、老後生活に対する心配を表している。