「スノーフォール」の風、日本にも…朝日、真央の「ラストダンス」公開
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.10 16:26
ニューヨークタイムズなど有数の新聞社では、両方向マルチメディアニュースの実験が真っ盛りだ。マルチメディアでニュースを消費する、いわば未来のジャーナリズムだ。
「ジャーナリズムの未来」と呼ばれ、2013年のピューリッツァ賞「企画報道(Feature Writing)」部門を受賞したニューヨークタイムズオンラインの「スノーフォール(Snow Fall、雪崩)」。以後「マルチメディア・インタラクティブ・ニュース(Multi-media Interactive News)」の代名詞となった。これをめぐって世界メディア界の対決が激しくなっている。
2012年12月にニューヨークタイムズの「スノーフォール」が公開されるとすぐに世界は感嘆の声を上げた。スキーヤー3人が死亡したワシントン州カスケード山脈の雪崩を1万7000字の文と動画、66個のモーショングラフィックなどで公開した。本来14ページ分の日曜版記事に、写真・地図・3Dグラフィック・動画・音声ファイルを結びつけた。流れるようなデザインに一編の映画のようなマルチメディアニュースであった。2009年に記者・プロデューサー・グラフィックデザイナー・データ開発者・プログラマーら18人でスタートしたインタラクティブニュースチームが半年間奮闘した結果であった。以後「スノーフォール」は「マルチメディア報道をする」と同義語になった。ニューヨークタイムズのオンラインは読むのでなく視聴するという言葉まで出てきた。2013年の一年間でニューヨークタイムズは「スノーフォール」のような記事を57本掲載した。1週間に1本程度だ。ニューヨークのブルームバーグ市長の在任期間中のニューヨークの変化を3D地図と写真などにした「Reshaping New York」、生涯で5万回以上出場した55歳の競走馬ジョッキーの話を音声・動画・反応型ウェブで実現した「The Jockey」、「A Game of Shark and Minnow」などだ。