畜産科学院も鳥インフル感染…問われる防疫能力=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.04 11:34
鳥インフルエンザ(AI)ウイルスが、韓国政府の保護施設まで浸透した。このため政府が自らの遮断防疫は疎かにしながら、今回のAI事態の原因を渡り鳥に転嫁しているという批判が再度出てくることになった。
農林畜産食品部は忠清南道天安(チュンチョンナムド・チョナン)の国立畜産科学院畜産資源開発部で育てた鴨の斃死(へいし)体からAIウイルスが検出されたと3日発表した。前日に畜産科学院内から鴨の斃死体が発見され、これを検査した結果だ。ウイルスの種類は今回の事態で農家に広がったものと同じH5N8型だ。ここでは遺伝資源の保存・研究のために鶏・鴨を育てているが、これらまでウイルスに感染したのだ。このウイルスに対する高病原性の有無は4日に明らかになる予定だ。