韓国株式市場の魅力が薄れ…海外直接投資が増加(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.18 13:56
実際、直投族の増加をもたらした最も大きな原因は期待を下回る国内資産の収益率だ。低成長・低金利に1年の定期預金金利は2%台にとどまっている。リスクを甘受して株式に投資しても同じだ。昨年の国内株式型ファンドの平均収益率は1.23%に終わり、今年はマイナス(-4.2%)となっている。新興国から先進国への「資金Uターン」という流れのため、国内株式市場は伸び悩んでいる。
企業の利益に対する株価の水準を表す株価収益比率(PER)は韓国が8.5倍と、新興国の平均(9.7倍)を下回り、先進国の平均(14倍)とは大きな差がある。先月、国内情報技術(IT)企業に投資した資金を抜いて米国株式市場のグーグルに投資したというシムさん(55)は「投資した海外株式では5%の収益が出たが,国内で売った銘柄の株価はずっと落ちている」と話した。