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【コラム】韓国株式への投資が負担な5つの理由(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.01.13 16:45
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韓国の株式投資家たちが、年初からメンタル崩壊に陥った。期待が大きかったので衝撃はより大きい。グローバル経済が今年は良くなると言わなかったか。伝統的に韓国の証券市場は世界経済が回復すれば弾力的に飛び上がったのではなかったか。昨年の主要20カ国(G20)の中で株価上昇率の最下位を記録したので、低評価の解消のためにも今年はかなり上がると証券会社が展望したが…。疑問が相次いでいる。

結論から言えば、韓国株式は今年も大きな収益を出すことは難しいようだ。世界経済の回復の有無とは関係なくだ。理由はだいたい5つだ。要約すれば、株式というのは企業の未来収益の創出期待感で上がるものだが、そのような「成長への信頼」が失われており、株式を買い入れる需要基盤もとても脆弱だという事実だ。次に挙げるのは、国内投資のベテランたちと打ち解けて話しながら到達した結論でもある。

 
◆夢を失った韓国株式市場

最初に、経済の不均衡成長がひどすぎた。内需がますます縮む状況において、輸出だけでは持ちこたえるのが難しい限界状況だ。輸出もサムスン電子と現代車を抜けば足踏み状態だ。韓国経済は片方の翼だけが進化し、もう片方の翼は退化した鳥に例えられる。大きな翼も2つの羽に非常に依存している。ややもすると中心を失えばいつ、らせん形に墜落していくかも分からない。サムスン電子を恨んでいるのではない。1四半期8兆ウォン(約8000億円)台の黒字ならば依然として非の打ちどころがない。第2、第3のサムスン電子を夢見るのが難しい経済構造が問題なのである。

2つ目は、産業サンドイッチの現実化だ。日本と中国のはさみ撃ちに苦しめられる企業がどんどん増えた。日本の輸出企業は円安に力づけられて大反撃に出た。中国企業はいつの間にか先端技術で武装して後頭部まで追いついてきた。習近平政権の内需拡大政策は、中国企業の位置づけを広げている。世界トップクラスの企業が雨後のタケノコのように生まれている。華為やシャオミ(小米)などは「私たちの競争相手はサムスンでなく、その向こう側」と気勢を上げるほどだ。

3つ目は、企業の支配構造のリスクだ。韓国の財界は昨年末のグループ人事から見られるようにオーナー3世が経営の前面に次から次へと登場している。現2世オーナーの年齢と次期大統領選挙という政治日程などを考慮すれば、主なグループの経営権継承の作業は朴槿恵(パク・クネ)政権で終わる可能性が大きい。問題は市場が3世経営者の経営能力に疑問を投げかけているという点だ。その上、3世はグローバル市場でこれ以上追撃者ではなく先導者としての資質を見せなければならない。

硬直した企業文化も問題だ。オーナーの決定の前では、これまでと異なる新しい意見を言い出しにくい。どこにおいても「イエスマン」しか見えない理由だ。追撃者だった時はそれが強みでもあった。一糸不乱に前へ突撃することを敢行できた。だが先導者として創意的な意志決定をするには適合しない構図だ。リーダーが9回うまくやっても1回仕損じればそのままおしまいになりかねない。(中央SUNDAY第357号)


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    2014.01.13 16:45
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    イラスト=カン・イルグ。
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