鳥インフル初動防疫に失敗、移動中止措置を急いで再発動=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.27 13:07
今回の鳥インフルエンザもやはり「最初の発病から7~10日の峠」を超えることができなかった。一時停滞すると思われたが先週末からは拡散の一途だ。16日に全羅北道高敞郡(チョンラブクド・コチャングン)のカモ農場で鳥インフルエンザが発見されてから8日後の24日からそうなった。首都圏から全羅南道海南(チョンラナムド・ヘナム)まで西海岸全体で、カモにだけ伝染していたのがニワトリにまで広がった。ついに韓国政府は20日に解除したスタンドスティル(一時移動中止)措置を7日ぶりに再発動した。
「7~10日の峠」は過去に鳥インフルエンザが猛威を振るうたびに繰り返された。2010~2011年に鳥インフルエンザが全国を襲った時も同じだ。2010年12月29日に全羅北道益山(イクサン)と忠清南道天安(チュンチョンナムド・チョンアン)で鳥インフルエンザの通報が寄せられ、9日後の翌年1月7日に京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)と竜仁(ヨンイン)、全羅南道霊岩(ヨンアム)と長興(チャンフン)に広がった。こうした「7~10日の峠」は鳥インフルエンザ潜伏期のために現れる現象だ。最初の発見地ですでに広がっていたウイルスは潜伏しており、この程度の時間が過ぎてから症状を起こすのだ。