3年前の悪夢に…畜産農家、鳥インフルと24時間死闘=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.20 13:55
全羅南道霊岩郡新北面で鴨2万5000羽を飼育しているマ・グァンハさん(47)。マさんは19日まで3日間、ほとんど睡眠をとっていない。16日午後6時5分に韓国鴨協会から携帯電話の文字メッセージ(SMS)を受けてからだ。SMSは「全北高敞の鴨農場から鳥インフルエンザの疑いが申告された」という内容だった。
政府の「スタンドスティル(Standstill=一時移動中止)」措置のため外部と接触できないマさんは、中央日報との電話で「SMSを受けた瞬間、3年前の悪夢を思い出した」と話した。2011年に鳥インフルエンザのためにマさんは鴨2万1000羽を殺処分しなければならなかった。
マさんは今回、SMSを受けると、すぐに倉庫に駆けつけた。消毒用の生石灰の袋を取り出し、農場の出入り口に石灰の粉をまいた。異常がないか鴨を点検するだけでこの日は終わった。17日からは8250平方メートル(2500坪)の農場を隅々まで消毒し、鴨の状態を点検することを繰り返した。渡り鳥を防ぐための安全網の手入れをし、飼料を与えれば、すでに夜中1、2時になった。