韓国政府、TPP参加の方向で関心表明…韓中FTA交渉も継続
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.30 10:48
韓国が環太平洋経済連携協定(TPP)に参加する方向で関心を表した。玄オ錫(ヒョン・オソク)経済副総理は29日の対外経済長官会議で、TPP参加への関心を表明し、このために予備2国間協議をすると明らかにした。
TPPとは一種の地域別自由貿易体制。世界貿易機関(WTO)が世界を舞台とする自由貿易機関、自由貿易協定(FTA)が個別国家間の自由貿易協定なら、TPPは米国・カナダ・メキシコが締結した北米自由貿易協定(NAFTA)のように太平洋周辺国間の自由貿易体制をいう。
玄副総理はこの日、「TPPは参加国が増え、さらに弾みがついている」とし「妥結すれば韓国の経済と貿易に大きな影響を及ぼすと予想される」と述べた。玄副総理は「TPPに参加するかどうかを決める前に、交渉に関する情報を収集し、参加の条件について慎重に検討しなければならない」とし「韓国政府がまずTPP参加に対する関心を表明し、既存参加国と予備2国間協議をする必要がある」と述べた。