【コラム】今年の北東アジアで考えられる6つの事態=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.08 13:11
米国野球界の伝説ヨギ・ベラは滑稽な言葉で有名だった。その一つが「予想は本当に難しい。特に…未来を予測するのはもっと難しい」という言葉だ。こうした警告にもかかわらず、2014年の北東アジアの安保と外交に関する6つの質問、または予言並みの展望をしてみる。
1.金正恩は逆風を受けるのか。
金正恩(キム・ジョンウン)が叔父の張成沢(チャン・ソンテク)を処刑し、関連人脈を粛清したのは、この北朝鮮指導者が予想よりはるかに危険で予測不可能であることを意味すると考えられる。ある分析家は、張成沢の公開除去は中国と外部の世界に金正恩を理解させにくくするという意図がある、と観測した。別の理論は、今回の粛清を誰が北朝鮮の不法事業帝国を管掌するかをめぐる不和と連結させる。今回の事件は、金正恩に力があるというより、弱点だらけであることを表す信号という考えにさせる。金正恩は自身に対する脅威を大きく膨らませた。逆風の可能性は依然として低いが、今後次第に高まるはずで、潜在的に非常に大きくなるだろう。