【時視各角】アベノミクスに劣勢のクネノミクス(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.06 09:01
円安の逆襲で韓国企業は悲鳴をあげている。日本企業が無差別に価格を引き下げ、テレビ・鉄鋼・機械類では韓日間の価格逆転現象も生じている。円安ウォン高は投資にも暗雲をもたらしている。ウォン高のため企業は国内投資をためらう表情だ。競争力を維持するため大量生産で生産コストを低めるには、中国やベトナムなどに出ていくしかない。大企業会長の新年の言葉からも「投資」「雇用」を探すのは難しい。「一寸先が見えない」(李健煕サムスン会長)、「直接現場経営をする」(LG具本茂会長)と危機意識を強調した。
黒田東彦日本銀行(日銀)総裁は「円安は過度でない」とし「量的緩和は2年以上となる可能性がある」と述べた。量的緩和と円安をさらに進めるという意図だ。これに対し「クネノミクス」は依然として速度を出せずにいる。創造経済、雇用創出、経済民主化、韓国型福祉などで力が分散し、アベノミクスに劣勢だ。経済の体温計である為替レートと株価からして韓国に不利に動いている。