【コラム】暗たんたる南北関係に希望の光を見る(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.27 10:48
北朝鮮の朝鮮経済開発協会と、中国のインフラ・資源開発専門企業の「常地冠軍有限公司」は12月8日、北京で新義州(シンウィジュ)~平壌(ピョンヤン)~開城(ケソン)をつなぐ高速鉄道と往復8車線の高速道路建設に関する合意書に署名した。双方は正式契約をそれぞれ関連機関の審議を経て「適切な日を選択して」締結することで合意した。これは北中経済関係と北朝鮮の経済・社会発展に画期的に寄与する、意義ある合意だ。
金正恩(キム・ジョンウン)にとって、張成沢(チャン・ソンテク)処刑は特に中国を相手にした危険な賭けだった。張成沢は北中経済協力を主導した人物だ。胡錦濤時代の中国指導部は、張成沢をいつの日か北朝鮮に中国式の改革を導入する改革家と見て、彼に直接会って激励していた。そんな張成沢を処刑して側近を処刑・粛清するのは中国には正面挑発とも写り、北中経済協力プロジェクトにとって赤信号になりかねない。北朝鮮の国内事情は、金正恩をそのようなリスク負担を押し切っても張成沢処刑という劇薬処方を使わざるをえない状況に追い立てたようだ。