【コラム】韓国「ブラックアウト」、役立たずのシステムのせい?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.13 13:55
「エネルギー管理システムは創造経済の核心だ」。この前、朴槿恵(パク・クネ)大統領が投げかけた話題だ。創造の象徴になるほどの最先端分野だ。これを国家的に拡張した電力管理システムは、世の中で最も精巧なモデルだという評価を受けている。数千数億の大小の電線に乗って光の速度で動く巨大なエネルギーの網を想像してみてほしい。最近、この複雑な世の中が「カカシ論争」に巻き込まれた。
2011年9月15日を覚えているだろうか。異常な暑さの中で電力予備力が落ちた。ブラックアウト(大停電)を心配した電力取引所は一部地域の電気供給を切った。かつて経験することのなかった事態が起きたのだ。エレベーターが止まり手術は中止された。主務長官は解任され、主務課長は重い懲戒処分を受ける。なぜ予備力が不足したのだろうか。「関係者たちがミスで需要予測に失敗したため」というのが、政府の明らかにした事故原因だった。しばらくの間この9・15事態は忘れられているようだった。数カ月後に国会技術報告書が出てくるまでは。