【コラム】2014年、韓国経済の土亭秘訣(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.09 11:42
変数は米国の量的緩和縮小、ユーロ圏危機再来の可能性、中国の改革リスク、アベノミクス成功の可否、新興国の過度な対外依存度の5種類とみることができる。出口戦略はドル高につながり国際市場が再び揺れ動きかねない。欧州では依然としてデフレの可能性が高い。中国は来年も7%台の成長が予想されるが景気浮揚策よりは改革政策を展開する公算が大きい。第2弾まで出てくるというアベノミクスが失敗すればその後の後遺症は耐えがたい水準だろう。韓国がある程度耐えられる体力は備えた。だが、周辺新興国がふらつけば影響圏から抜け出すとはいいにくい。もしこの5種類の変数が一度に来れば? 2種類だけ同時に起きても最悪の事態が広がりかねない。
その上現場をよく知る企業の予測が否定的だ。サムスンのある社長は、「来年の経済はかなり厳しいだろう」とした。また別の大企業社長は、「IMFの見通しは信じられない」とした。周辺状況はまたどうなのか。信・食・兵の状況はめちゃくちゃだ。中国と日本は防空識別圏で大騒ぎし、バイデン米副大統領は「ベッティング」発言で韓国を圧迫したため新列強時代の復活を見るようだ。与野党の激しい対立は定番になって久しく、韓国経済は常に北朝鮮リスクに振り回される。こうした時代に経済(食)は政治(信)、国防(兵)と別に進むのは不可能だ。