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【コラム】2014年、韓国経済の土亭秘訣(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.09 11:40
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1965年、世の中を引っくり返した入試誤答騒動があった。別名「大根おろし事件」。前期中学校入試で「あめを作る順序で麦芽の代わりに入れても良いものは?」という質問項目が問題になった。文教部が明らかにした正解は「ジアスターゼ」。すると選択肢のうち大根おろしを回答に選んだ受験生の父兄が反発した。文教部を訪ね大根で作ったあめをいっぱいに持って行き「大根おろしで作ったこのあめを食べてみろ!」と激しく抗議した。この事件はついに訴訟にまで進み、裁判所は同年3月30日に大根おろしも正解と認定した。この決定で京畿(キョンギ)中学に30人が追加入学したが、後期名門中学校に入り1カ月間班長まで務めて移った生徒もいた。彼はついでに京畿高校に合格し、後日経済副首相まで務めた。人生に幸運というものがあるならば、彼の1965年の土亭秘訣(運勢)が非常に良かったようだ。

2014年は午年。馬は生き生きとした躍動感と優れた瞬発力で代表される動物だ。戦争では軍馬として、交通では駅馬だ。特に来年は甲午青馬年だ。青馬は極端な性格だが賢くて人とのコミュニケーションが円滑なのが特徴という。ちょうど仁川アジア大会とサッカー・ワールドカップ・ブラジル大会という興行要素もある来年、韓国と世界の運勢はぱっと開くだろうか。

 
かつて孔子は国の運営の重要な3要素を力説し、あえて優先順位をつけるなら信・食・兵の順だと言った。背中の暖かい国防と腹をふくらす経済よりは信頼の政治を優先したのだ。ところが日本の戦国時代の徳川家康の考えは違った。「食」をいちばん前に置いた。幼少時の長期にわたる人質生活で、ともすると飢えていたために出てきた凄絶さだった。食べることこそ生存の必須条件と感じたのだ。

それなら来年の韓国の「食」はどうだろうか。いつ経済の厳しくない年があっただろうかとはいえ、それでも新年は何か違うものだと希望するのが私たちの心だ。幸い見通しは暗くない。韓国経済に決定的影響を与える先進国主導で世界経済成長率の回復傾向が占われる。国際通貨基金(IMF)によれば今年の2.9%から来年は3.6%に上昇するという。韓国もこれと似た3.7~3.8%の成長率が予想される。


【コ覃ム】2014年、韓国経済の土亭秘訣(2)

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