【コラム】外国の投資を阻む公正取引法=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.29 17:09
中国は巨大な溶鉱炉とともに新しい企業と事業・産業をずっと作り出し、韓国を追撃している。主力産業が一つ、二つと中国の射程圏に入っている現実で、先進外国企業の投資の誘致は国内産業の競争力強化と質的な飛躍に必須不可欠だ。
韓国は米国・欧州連合(EU)と自由貿易協定(FTA)を締結し、外国企業の中国進出に向けた橋頭堡として戦略的な価値を高めている。西欧と日本の先進企業の投資を誘致し、地域の拠点として中国より一歩リードした産業構造を維持していく必要がある。外国人投資は産業の発展と未来の経済の活性化に欠かせない。外国人投資が国内法のために白紙にならないよう、外国人投資促進法の改正を通じてその鎖を解く必要がある。
外国人投資の誘致がいつよりも重要な今、戦略的に重要な外国人投資誘致プロジェクトが公正取引法のため漂流する事態が生じている。外国人投資は公正取引法で規制する大企業の無分別な拡張とは関係がない。にもかかわらず公正取引法はそれを抑制するという名分の下、持ち株会社体制内の孫会社は曾孫会社の株式を100%所有するよう規定している。このため外国人投資を白紙にする状況が発生している。韓国の産業発展、中国への対応力確保に支障が生じないか懸念される。