東京モーターショーに行ってみると…「時間移動をしたような楽しさ」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.21 15:43
ホンダの展示場で最も注目を集めたのは1人乗り室内運送手段「ユニカブ」の新型モデル「ユニカブ・ベータ」だった。ペンギン型のユニカブはペンギンの頭の部分に座席があり、人がここに座る。体を傾ければ、前後左右、斜めのどの方向にも動く。人型ロボットの先駆者格「ASIMO」の開発で磨かれたホンダの技術がここに投入された。ユニカブベータは620ミリの大きさで25キロと、旧型に比べて軽くなった。リチウムイオンバッテリーを使用し、1回の充電で6キロの距離を運行できる。最高時速は6キロ。ホンダはレンタル事業から始めた後、本格的な商業化の可能性を検討する予定だ。
トヨタの「FV2」は基本コンセプトから見る人を圧倒する。「直感で通じ合えるクルマ」というコンセプトを提示したこの車は、音声認識や画像認識機能を通じて運転手の音声や表情を観察する。これをすでに蓄積されたデータベースと対照し、運転手の現在の感情状態がどうかを把握した後、運転手の現状態に合う運転方法を推薦する。この車には、未来のある時点に自律走行車両が自動車の主流になった場合でも、人に運転の楽しみを提供し続けるという哲学も込められている。この車も人の体重が移動する方向に進む。