会議中断後、姜議長と面談したアタムバエフ大統領は「キルギス共和国は大韓民国が選択した民主主義の道を模範として進んでおり、選挙管理を含む大韓民国民主主義の経験を学びたい」と話したと議長室が伝えた。だが、多分に社交辞令的な発言だったというのが国会周辺の評価だ。彼に大韓民国国会が見せたのは「模範的な民主主義」のようなものとはほど遠かったからだ。

この日、本会議は姜琪正議員の問題で開始から順調でなかった。会議は午前１０時に予定されたが、民主党が「姜琪正事件」に対する国会レベルの遺憾表明を主張して１１時を過ぎてから始まった。姜議長は民主党の要求を受け入れて「いかなる場合でも国会管内で現役議員に物理的な制裁を加えたとすれば間違ったことだ。青瓦台側は、事態の経緯を把握して適切な措置を取るよう願う」と依頼して会議を始めた。だが両党は大声で叫んで戦って結局、恥ずかしい素顔だけを外国首脳に見せることになってしまった。

午後５時に開始された対政府質問でも刺激的な言葉が行き来した。民主党の田炳憲院内代表は議員総会で「朴大統領を我に返らせる。１５分ずっと朴槿恵政権の実情を批判するように」との指針を下した。民主党の元恵栄（ウォン・ヘヨン）議員は、鄭ホン原（チョン・ホンウォン）首相に「『適者生存』（環境に適応した者だけが生き残る。今の場合は、メモなどで書き取る人だけが地位にいるという意）という言葉が分かるか」と尋ねた後「内閣が、大統領の言葉だけを手帳に書いていては創造経済も何もダメになる」と主張した。同党のチュ・ミエ議員は「朴大統領は、大韓民国を不信と不通の『２不時代』にした」と述べた。

セヌリ党は統合進歩党の李石基（イ・ソッキ）議員事態と関連して「従北宿主論」を提起した。

李喆雨（イ・チョルウ）議員は「従北左派が国会まで入ってきて大韓民国を転覆しようとする事態まで起こった」と主張した。李荘雨議員は「民主党は、従北勢力の国会入城に宿主の役割を果たしたのだから『李石基事態』の共謀者だ」として「民主党は今からでも寄生体（パラサイト）を引き離して従北障害を克服すべきだ」と話した。


「民主主義学ぶ」と韓国国会行って驚いたキルギス大統領（１）