電気料金値上げに反発の鉄鋼業界、政府「まだ原価に満たない」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.20 10:48
「現在の産業用電力の原価回収率は90%半ば水準で、今回引き上げても原子力発電所の安定性強化と送電線建設など社会的費用を考慮すれば依然として原価に満たない」。
産業通商資源部のハン・ジンヒョン第2次官は19日に電気料金引き上げを発表し、毎年夏と冬に繰り返される電力難を根本的に解決するための避けられない措置だと強調した。韓国政府が予想を上回る引き上げ案を出したのは電力消費が過度に多いという判断に従ったものだ。産業通商資源部によると韓国の電力消費は2008年以降19%以上増えた。他のエネルギー源と比較し値段が安いためというのが政府の判断だ。2005~2012年に電気料金は33%上がったが灯油は60%上がった。これによりこの期間に電力消費が40%増えたのに比べ灯油はむしろ44%減ったという。政府は今後も電気料金を引き上げ灯油や液化天然ガス(LNG)などの価格を低くするエネルギー相対価格調整が必要という立場だ。