3万円で「動く家」作った坂口恭平(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.13 11:24
「私はこうした町内を『ひとつ屋根の下の都市』と名付けました。家だけが住居空間のすべてではありません。都市全体を大きな家だと考えればまったく違う所有概念ができ自由になります。暮らしと社会を理解する無数の層位、レイヤーができます。『野生の思考』と言いましょうか」。
坂口は東日本大震災後に既存の政府と既得権が自分たちにしてくれることは何もないということに気付いた。例えば安藤忠雄のようなスター建築家が語る建築哲学はすべて嘘というものだ。彼らが語るのは結局お金と権力、トップダウンの思考方式が限定した世界だと批判する。