米プロ野球の柳賢振（リュ・ヒョンジン、２６、ＬＡドジャース）が韓国人で初めて、メジャーリーグ新人王投票で票を受けた。

メジャーリーグ事務局が１２日（日本時間）に発表したナショナルリーグ（ＮＬ）新人王投票の結果、柳賢振は４位となった。柳賢振は６日に発表された最終候補３人に含まれず、受賞は期待できなかった。しかしその次の順位である４位に入り、競争力を立証した。

米国野球記者協会（ＢＢＷＡＡ）所属３０人の投票の結果、柳賢振は３位票１０枚（合計１０点）を受けた。記名投票で行われる新人王選出で朴賛浩（パク・チャンホ）・金炳賢（キム・ビョンヒョン）・徐在応（ソ・ジェウン）・崔熙燮（チェ・ヒソプ）らメジャーリーガー第１世代は一票も受けることができなかった。野茂英雄（１９９５年、ドジャース）、佐々木主浩（２０００年）、イチロー（２００１年、以上シアトル）ら日本人選手が新人王を受賞したのとは対照的だった。しかし柳賢振はデビュー初年に１４勝（８敗）し、メジャーリーグの一流投手に浮上した。

ＮＬ新人王には予想通りキューバ出身のホセ・フェルナンデス（２１、マイアミ）が選ばれた。１位票が５点、２位票が３点、３位票が１点となる投票の結果、合計１４２点（１位票２６枚、２位票４枚）を受けた。フェルナンデスは１２勝６敗、防御率２．１９をマークし、サイ・ヤング賞候補にも入っている。

柳賢振のチームメートのヤシエル・プイグ（２３）は１位票４枚、２位票２５枚を受け、合計９５点で２位となった。デビューした６月に月間新人賞・ＭＶＰに選ばれたプイグは徐々に成績が落ち、打率３割１分９厘、１９本塁打、４２打点でシーズンを終えた。

１５勝９敗のシェルビー・ミラー（２３、セントルイス）は１２点（２位票１枚、３位票９枚）で３位だった。柳賢振とはわずか２点差だった。

アメリカンリーグ（ＡＬ）の新人王にはタンパベイ外野手のウィル・マイヤーズ（２３）が選出された。マイヤーズは打率２割９分３厘、１３本塁打、５３打点をマークした。