【コラム】朴大統領のオールドスタイル欧州歴訪(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.12 15:22
朴大統領が当選した日、私は彼女が意外にうまくやるかもしれないと信じる方向に気持ちを整理した。むしろよかったと自分を納得させた。独裁者の娘だという先入観を持って見るべきではないとも思った。変転が激しいドラマチックな人生を歩んだ人であるだけに、人と世の中を見る目は格別だろうという信頼もあった。父の頭脳と母の心が結びつけば、過去に見られなかった新しいリーダーシップを経験するかもしれないという期待も抱いた。敵と味方を分けず、すべての国民を包容する母性愛的な包容力も期待した。朴大統領が約束した「100%大韓民国」の「国民幸福時代」に期待をかけたかった。
ところがすでに数年が過ぎたようだ。毎日同じ場面が繰り返されるつまらないドラマを見ている感じだ。最近の時代のコードに合う新しくクールなものを期待したが、古くさい白黒映画をまた見る感じだ。面白みや感動はなく、オールドスタイルのくすんだ場面だけが続くので退屈でたまらない。