【中央時評】中国の「朴槿恵愛」に込められた思惑(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.04 13:18
最後の理由は日本の高圧的な態度だ。「韓国・中国と首脳会談をしなくても日本は何ともない」「韓半島に急変事態が発生すれば、韓国は日本に支援を要請するしかないのでは」という態度、「米国との関係さえ確実なら日本の安保は担保される」という高圧的な姿勢からみて、安倍首相の在任期間は日本との関係改善が難しいため、代わりに韓中関係を強めようということだ。
一見、中国知識人のこうした主張はかなり説得力あるように聞こえる。しかし見方を少し変えれば、北東アジアの地政学的な地図を再編しようという北京の戦略的布石があることが分かる。今の北京は、韓日米3カ国が協調して自国を牽制する状況を最も懸念している。韓日軍事秘密保護協定が締結され、3カ国共同のミサイル防衛体制が強まれば、中国としては大きな脅威に違いない。最近の韓日関係の悪化は、こうした3カ国協調体制の最も「弱い部分(weak link)」だ。ここを攻略し、北東アジアに新しい安保構図を構築しようというのが、中国の本当の思惑ということだ。