【コラム】変わったようで変わらない中国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.29 11:18
先週、北京に行ってきた。韓国の東アジア財団と北京大国際関係学院が共同主催した「第1回北京大学 韓中対話」に参加して、中国共産党の関係者たちとも会った。特に韓半島政策を扱う中国共産党の核心理論家との対話は有益だった。韓半島問題に対する彼らの率直な意見を直接聞くことができる良い機会であった。
習近平時代を迎えて中国の対北朝鮮政策が変わったという話をよく聞く。特に朴槿恵(パク・クネ)大統領の6月訪中を機に、韓中両国が戦略的疎通を強化することにして平壌(ピョンヤン)に対する北京の見解と政策が根本的に変化しているという期待の入り混じった分析がソウルには多い。だが少なくとも現段階でそのような期待は、韓国の「希望的思考(wishful thinking)」に過ぎないという点を確認したのが、成果といえば成果であった。ソウルの物差しで北京を測るところから始まった幻想であり、錯覚である可能性が大きい。