【社説】南北間のコミュニケーション、活発になるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.04 10:47
朴槿恵(パク・クネ)大統領が、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記との首脳会談の可能性に言及した。フランスの日刊紙フィガロとのインタビューでのことだ。今年5月の米国ワシントンポストとのインタビューでは、首脳会談の意向を尋ねた質問に「今のところ何の効果があるだろうか」と否定的な返事をした。しかし今度は「南北関係の発展や韓半島平和のために、必要ならばいつでも会えるという立場」と答えた。ニュアンスの差は大きい。朴大統領が南北関係と北朝鮮核問題、韓半島の平和問題などを合わせて解決していく大きな絵を描いているという推測が可能だ。
朴大統領の就任以後、現在まで南北関係は決して順調ではなかった。むしろ異例的な痛みが深刻だった。開城(ケソン)工業団地の稼働後、初めて5カ月余りの間中断状態になり、たとえ「言葉の爆弾」であっても軍事的対立はいつになく激しかった。今年9月に合意した離散家族の対面が失敗に終わった後、現在まで北朝鮮は朴槿恵大統領と韓国政府の対北朝鮮政策を猛烈に非難している。そうした中で朴大統領が首脳会談の可能性に言及したのだ。背景が気になる。