【時論】次期戦闘機事業、発想の転換を=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.01 13:09
したがって次の通り提案したい。今後、老朽戦闘機に代わるKF-X事業を別途に推進せず、その予算をF-X事業としてまとめ、単一事業として進めるというものだ。FK-X事業も自主開発か従来のモデルの改造・開発かをめぐり数年間も論争中であり、まだ検討中だ。このため発想を転換しようということだ。そうすれば、追加の予算投入なく第5世代戦闘機を現計画の2倍近く確保することができる。これは予算問題を解決すると同時に、軍事戦略的に最善の選択となる。
こういう代案を選択する場合、どういう利益が生じるだろうか。空軍戦闘機全体の数は減るが、むしろ戦闘力は現在より大きく高まる。北朝鮮の空軍戦力を圧倒でき、周辺国の潜在的脅威にも適切に対応できる。さらに一定部分を「垂直離着陸機」とする場合、軍の戦略的柔軟性と作戦的効率性は倍加する。不足した操縦士の需給にも役立つ。経済的な面はどうか。事業規模の増加で単価を低め、条件を有利に導く方法も出てくる。